着物が息を吹き返している⁉️東京着物リメイクazu
日曜日の日経に
着物について特集されていました。
着物がテキスタイルとして新たなものに生まれ変わり、
その価値が再定義され始めた。
着物の模様に織り込まれる美意識や
着こなす楽しさは、
誰もが着ていた時代から途絶えることなく、
あすへと紡がれている。
と。
この記事の中では、
使用されないまま眠っていた着物の反物を使ったワンピースやジャンプスーツなどを作っているセレクトショップ、
AIを使った絣の模様を作ってお洋服にしたり、
着物を解いてネクタイにしているスタイリストさん、
などなど。
その中で、
「着物はテキスタイルとして迫力がある」
というのがあり、
それにはとっても納得!
そう、
洋服の生地にはない迫力があるのです!
そこが私も着物リメイクの仕事にハマっている理由だと思います。
着物の市場規模は、
1980年前半の最盛期には、
1.8兆円といわれたが、
現在の推計によると、
現在は2500億円程度。
高度成長期にはガチャンと織り機を動かせば
1万円もうかることから
「ガチャ万」とも言われ、
作れば作るほど売れたらしい。
今では帯を含めて3000万点、
約8兆円分(取得時販売価格)のたんす在庫が存在しているとされる。
と、あります。
まぁ、数字はどこまで正しいのはわかりませんが、要するに、日本中に着物が有り余っている、ということは確かです。
そして、
いろんな人達が、
その着物の模様、
素材、
などなど素晴らしさに気付き、
新たな価値を与えようとしています。
この記事の中で、
着物の魅力は
洋服以上に自分を表現できること、
とも言っています。
着物は1枚では完成せずに、
帯や帯締め、帯揚げなどがあって成立する。
洋服はデザイナーの世界観に自分を合わせていくイメージですが、
着物は、自分に着物が近づいてきてくれる、
問い合わせ面白い言葉もありました。
「色も柄も、今の洋服はつまらない」
と週に5日着物を着ている着物研究者のシーラさん。
そうそう、
洋服はホントに地味な色合い、
柄はほとんどが無地、
という今はお洋服は楽しくないと私も思います。
今はインターネットの普及から、
若い世代も着物に対して見いだす価値が変わった、
というのもあるようです。
好きだから着物を着る、
という人が増えているようです。
着物のリサイクルショップなどもたくさんあり、お洋服感覚でいくらでも着物が手軽に購入できます。
そんな時代だからこそ、
昔の着物の価値観ではない着物を自由に着る方が増えているのだと思います。
私は着物は着ませんが、
着物の魅力には取り憑かれている1人です。
テキスタイルとしての着物を広めたい人間の1人です。
着物も着物リメイクのお洋服も、
もっと自由に楽しむ人が増える世界を目指しています。
こうして着物特集が組まれると私も嬉しいです。