着物のスピリットを感じてリメイクする!東京着物リメイクazu
「世界のなかで自分の役割を見つけること」
という小松美羽さんの本を読みました。
私はこの方の事は全く知りませんでしたが、
知り合いがsnsに上げていて知り、
購入して読んでみました。
かなりインパクトがあり、
とても素晴らしかったです。
自分は特別な才能があるわけではなく、
たまたま早くに自分の役割に気づき、
それを精一杯生きている。
と、かねり大雑把にいえばそんな本です。
彼女は、
見えない世界と見える世界をつなげる、
という役割を絵で表現しています。
私も、私の役割は、
着物に新しい生命を吹き込むこと。
だと思っています。
そして、
この本を読んで、
着物にも、着物の魂が宿っていて、
それを、着物をバラしてしまう前に
着物としてのスピリットを感じよう、
感じてリメイクをしよう、
と思いました。
リメイクする事で頭がいっぱいで、
着物でいる時の姿を軽視しがちになっていたことに気がつきました。
着物としての姿にも価値があり、
その魂を感じよう、
と思いました。
それは、昨日たまたまお客様に着物ワンピースを提案するのに着物の全体の写真を撮ってみて、
部分的に見ているのと違う発見をした時も、
あ、着物として全体をキチンと見よう、
と思ったことにも通じます。
そう、着物にも魂が宿っていて、
そこから、私はその姿から別の姿にしていくのだから、元の着物にもキチンと向き合おう、
と思いました。
この着物の写真を撮った時に、
机の上で見たいて着物と違うものを感じました。
着物は、
着物として完成されたものであるのです。
まず、そこを理解し、
その着物へ感謝し、
どうしたらその着物が喜んでくれるのか、
を聞いてみようと思います。
と、いう発見というか、
着物のスピリットを感じよう、
と初めて思いました。
この本に感謝です。
そして、
この着物はお客様も気に入って頂いたので、
ワンピースにリメイクする事になりました。