桐の箪笥が凄すぎる!東京着物リメイクazu
桐の箪笥ってご存知ですか?
あー、そういえばうちにあるかも…
って方もいるのではないでしょうか。
桐の箪笥お持ちの方は、是非使った方がよいですよ!
私も桐の箪笥について詳しくは知らなかったのですが、
先日お客様からこんなお話を聞きました。
「家事で箪笥は燃えちゃったのだけど、
中の着物はなんともなかったのよ!
桐の箪笥ってすごいわね。」
と。
すごい!ですね。
桐の木ってすごい木です。
(下記引用)
桐の箪笥は、
桐材そのものが吸湿、放湿作用即ち呼吸をしているので、自然に換気湿度調整を行い外部の高低湿度、温度にたえ、桐たんすの内部の湿度が変化しないように一定に保つ働きがあり、繊維の劣化を極力抑える事ができます。
乾燥した桐材はたいへん収縮率が少ないため引出し等を隙間なく仕組めます。
このため桐たんすの内部は外気を遮断し湿度、温度の変化を受けにくくします。
また熱伝導率が極めて低く(火災にたいして燃えにくい)、火災時に桐に水分が含まれると吸湿性が非常に高いため瞬時に膨張し、隙間をなくし内部への断熱効果を発揮します。
さらに桐材の抽出成分の中に木食虫を寄せ付けない成分(セサミン、パウロニン等)が多量に見つかっています。また軽くて軟らかい桐材は腐りやすいと思われがちですがタンニン(防腐力が大きい)が多量に含まれるため長期間使用可能になります。
このため桐箪笥は何十年先でも”洗い再生”を行えば、新品同様に再生可能な家具です。母から子へ、子から孫へと受け継がれていく桐たんす。
日本のように高温多湿で四季の変化が激しい国にはぴったりな木です。
とまぁ、すごい箪笥なんですね!
おうちにある方は、
着物がしまってあるのだと思いますが、
もし、使っていないならば、
普通の箪笥としてでも使った方が良いですね!
生きている箪笥、桐たんす!
日本の文化ってすごいですね。
桐の箪笥に入っているから、
といってそのままにしないで、
そのお宝をお洋服にして蘇らせることもおすすめですよ。