銘仙の着物をワンピースで復活させたい!東京着物リメイクazu
今日の日経新聞の裏面の文化面の記事に
「伊勢崎銘仙 流行の柄に光」
という記事がありました。
群馬県の伊勢崎銘仙の着物とは、
明治から昭和にかけて、日本の女性たちに広く親しまれた絹織物です。
江戸時代の農民が農閑期に織った「太織り」に由来し、
しゃれた大胆な柄で流行したが、
洋装化とともに衰退したそうです。
銘仙は、栃木県足利市や埼玉県秩父市などでも生産されたが、伊勢崎は最大の生産量で、
最盛期の1930何には456万反が作られた。
当時の日本の人口が6500万何だったので、
女性の7人に1人は着たことになる。
主に屑繭から作った絹紡跡を使用した平織りで、糸のうちに染める先染めが特徴。
作り方は7通りあるが、
伊勢崎ならではの技法が併用絣です。
型紙を使い経糸と横糸の両方に絵柄を先染めし、ずれなく織り合わせることで、
鮮やか色彩を表現する。
決して高級品ではなく、
低級絹織物の普段着という位置付け。
カジュアル着だからこそ、
万里の長城やピラミッド、軍艦など着物の型にはまらない柄もある。
都会で最先端の流行を追い、
人と違うものがほしい、
という女性たちの気持ちに応えたのが銘仙であり、
毎年、各百貨店には新作がずらりと並んだそう。
銘仙の製作は、完全な分業で工程は14に及ぶ。分業だからこそ、短期間で多様な製品を生み出す事ができた。
なのでその工程それぞれの職人が必要で現在ではほぼ不可能らしい。
(5/5日経新聞より抜粋)
この記事を書いた「いせさき銘仙の会」代表の杉原みち子さんは3年かけて3柄16反を復活させたらしい。
そして、
その着物は英国のヴィクトリア&アルバート博物館に保存されているそうです。
それでも、今後新たに伊勢崎銘仙を作るのは難しいようです。
この記事を読んで、
なるほどー!
と、伊勢崎銘仙がわかりました。
確かに、軍艦や万里の長城みたいな柄ある!
と思いました。
あれが伊勢崎銘仙なのね。
写真の銘仙も伊勢崎銘仙だと思います。
なんでこんな不思議な柄なんだろう、
と思っていましたが納得です。
伊勢崎銘仙が理解出来て良かったです。
そして、
これらの銘仙の着物をワンピースとして復活させるのも使命だと思って取り組もうと思いました。
こうゆう銘仙は伊勢崎銘仙ではない、
というのもわかりました。
着物の事はまだまだ学ぶことがたくさんです。